65歳からの独り言

とまどう新米高齢者

フットマッサージと運命の出会い

35歳頃、香港在住の知人宅へ遊びに行った時、フットマッサージ店へ連れて行ってくれた。

お店に入るとリクライニングチェアーが10台くらい並び、半分以上は日本人客で驚いた。

初めてのフットマッサージ体験なので、ワクワク・ドキドキ♡♡

TVで見る罰ゲームのような足裏をグリグリするイメージがあったので、施術前はちょっと身構えていたが、

「痛っ!気持ちいい♡」心地良い強さで、施術後の爽快感は足だけでなく身体全体が軽くなり最高♪♪

初めての足裏マッサージでスッカリ虜に♡♡

しかし当時の日本には少なかったし地元には1件もなかったので、その感激も忘れかけていた頃、本屋でフットリフレクソロジースクール開設の本を見つけ運命の出会いを感じた。

誰からも命令されず、時間や行動に制限されず、自分一人で好きな仕事をする事を小さい時から夢みていたので(後に、この甘~い考えで超痛い目にあうのだが・・)

好奇心が強く、思い立ったら直ぐ行動する私は14年勤めた会社を退職する決意をした。

しかし前職が嫌だった訳ではなく、管理職だったので、ある程度自由に仕事をさせてもらい、やり甲斐もあったから、責任上直ぐに辞める訳にもいかず、退職まで3年を要し42歳でめでたく?円満退社を迎える事ができた。

当時は、東京、名古屋、大阪、福岡、と大都市しかスクールがなかったので、生活資金+スクール代が相当必要になる。

私がお金を貯められない大きな欠点は、

何かを「やる!」と決めた後に「お金の工面はどうしよう?」と考える悪いクセ?

今の年齢まで、その欠点は改善できていない(>_<)

しかし、知恵と行動力でどうにか欠点を補ってきたように思う。

その時の、知恵と行動は

19歳~22歳まで愛知で医療事務勤務していた医院のお医者様ご夫婦へ、「スタッフ寮の空いている部屋へしばらく下宿させてください」駄目元で頼み込んだ。

退職した後も、年賀状などのやりとり続けていたので、ダメ元!ダメ元!

すると、なんと!OKの返事を頂戴した。

本当に感謝・感激で、今でもその時のご恩は忘れていない。

お陰様で退職後直ぐに、名古屋駅前のスクールへ通える事になった。

42歳から新天地でのスクール通い

やはり20代、30代が一番多く、多分?私が一番最高齢だったと思う。

やっぱり記憶力が衰えてて、学科の卒業試験で一人落ちてしまったが、でも、我ながら良く頑張った!

そして卒業後自宅開業スタート

夢叶って有頂天だったが、

しかし甘い考えでスタートした自営業

世の中そう甘くはなく色々な苦労が待ち受けていた。

結果的には、超厳しい人生の荒波は私にとって必然だったと今は思える。

65歳目前にして、定年ない自営業なので元気なかぎり仕事を続けられる。

思い切ってチャレンジして本当に良かったと思う。