65歳からの独り言

とまどう新米高齢者

仕事を辞めた理由【2】

42歳で退職した理由【1】は、

”一人で自由に仕事をしてみたい”という自分の夢を叶えること

理由【2】は、

仕事中、救急車にお世話になる機会が増えた為だ。

前職は書店勤務で、読書は好きだし、新しい本の香りは大好き♡

本屋勤務って、暇な時はノンビリ本を見て過ごせる?と思っている人も多いが、そんな暇は全くないくらい忙しい。

本は殆どが委託なので、新書の入荷チェック、返品業務、陳列、その作業しながら万引きに目を光らせねばならない。

週間ジャンプが170円時代で(現在は280~290円らしい)

当時からコミック誌の万引きが非常に多かった。

本屋が衰退期に入る少し前の入社で、オーナーが支店拡大を推し進めようとする時期だった為、3年目には新しい店を任され、4年目くらいから新店舗を作る責任者になった。

新店舗4店舗、既存店舗2店舗の管理運営を一人で任されるようになり、仕事は多忙で寝ても覚めても仕事中心の毎日で大変だったが、やり甲斐あったので充実していた。

しかし、その責任が重くなるたびに、原因不明な”ひきつけ発作”が起きるようになる。

あちこち病院へ行き検査をするが「症状はてんかん発作に似ているが、検査をしてもわからない?」と、どこの病院でも医者が首をひねる。

診断できないから、治療法もなければ、薬もない。

特に新店舗オープン準備が終わり、ホッとする頃に発作が起きる。

と、言うことは、やはり”ストレスと疲れ”が原因だろうと自己診断した。

30代~40代前半は1年に1~2回の発作が、40代半ばから1年に3~4回と発作が増えていった。

しかも年々意識が戻るまでの時間が長くなっていく。

「これは、そのうち打ちどころ悪くて死ぬな」

又は、意識喪失の間は酸素が脳にいかない為、将来的に脳にダメージが出るのでは?と不安になってくる。

よくドラマで、突き飛ばされて机の角に頭打ってコロッと死ぬシーンがあるが、あのくらいで死ぬなら私は何度も死んでいる?

「もう1回倒れたら会社辞めよう」と決心して、1ヶ月後にまた倒れた(>_<)

それが、会社を辞めた理由【2】

退職後、数年は1年~2年に1回くらい発作が起きたが、今では全く起きなくなって10年が経過する。

やっぱりストレスだったようだ。

ストレスって恐い!

今振り返れば、この時期の私は謙虚さのない、一番鼻持ちならない嫌な奴?だった頃。

でも、沢山の経験、失敗、学びの多い充実した14年間にとても感謝している。

 

ちなみに、退職した理由【3】まである(^_^;)